こちらでは、私がこれまで乗っていたルーテシア3(初期型)と
こんこん号R(ルーテシア4後期型)の違うところを、
色々と紹介させていただきます。
年式で言うと、11年も違うので、結構違うところがありました。


 メーターまわり 
運転席に座って、まるで違うのがまずメーターまわり。
スピードメーターがデジタル表示に。
あと水温計が無くなりました。
あとESC(走行安定装置)が付いたので、滑ったりすると、
エンジンチェックランプの下にあるランプが点滅します。
一気にここで近代化ですね(^^)
ただウィンカーの音が、より電子音っぽくなったのは残念なところ。
でも見やすくていい感じです。

↑青く点灯しているランプが、水温が低いときに点灯するランプです。
↑水温が51℃(ECT(℃))になると、水温のランプが消えました。


 ワイパー 
ルーテシア3では立てられなかったワイパーアームが立てられるようになりました。
特に積雪がある地域では、これはとてもありがたいですね!
ちなみに、エンジンが切ってある状態で、ワイパーのレバーを操作すると、
ワイパーが一番高くなったところまで動いて止まるギミックもあります。
ワイパーブレードの交換もやりやすくなりました。
ちなみにこれはルーテシア3も同じですが、
エアロタイプの夏冬兼用ワイパーブレード装備です。
が、やはり冬(雪)には使えませんね(^^ゞ
ルノー札幌さん特注のスノーブレードが必須です。

そしてリアワイパーは、ワイパーブレードがアーム一体型になりました。
短いんですよね、長さが。
なので、リアはスノーブレードに交換ができなくなりました。
おかげで気温が氷点下だと、ゴムがビビってうるさいです。



 オーディオ 
とうとうオーディオは、USBで楽曲を供給する方式になりました。
ルーテシア4でも前期型は1DINサイズのオーディオが使えたはずですが、
後期型からは換装できなくなりました。
そもそも入るスペースが無いのです。
↑パネルの裏側がこんな感じです。
このパネルだけなので、これまでのオーディオデッキが入りません。
ナビなどは、オンダッシュ式のものをつけるか、「R&Go」というルノーのスマホアプリを利用すれば、
使えるようになるようです。
で、画像で表示されていますが、日本語表示が可能です。
なので、楽曲のみならず、メニューなども日本語で表示されます。
また設定メニューで、様々な言語に変えることも可能。
韓国語やアラビア語などもあって、いじってて面白かったです。

iPhoneをUSBで繋げば、ペアリングして無くてもiPod扱いで接続されます。
面白いのは画像のように、動画を流すと、その音声がちゃんと車のスピーカーから出てくることですね。
もっと面白いのは、この動画…Amazonのプライムビデオをダウンロードしたものなんです。
それでもイケるっていうのは、面白い発見でした(^^)



 エンジンキー 
カードキーになりました。
ドアの鍵を開けるときは、カードキーに付いてるボタンでリモコン操作です。
施錠、解錠、リアゲートのみ解錠、あとライト点灯ボタンがあります。
広い駐車場などで自分の車を探すときに、解錠させずにライトを点灯させることができるんです。
で、カードキーには緊急用で板キーも入ってます。
エンジンスタートは、カードスロットにカードキーを差し込んで、スタートボタンで始動、
エンジンを切るときもボタンでストップです。
なおカードキーを指した状態でキーON状態(電源ON)になります。
またキーを挿さずとも、オーディオのスイッチをONにすると、オーディオは聞けるようになります。
ただし10分ぐらいしたら警告音が鳴って自動的にOFFになります。
ACC(アクセサリーのみON)というのはありません。
施錠、解錠すると、フロントとリアのLEDランプが点灯します。
アンサーバックみたいなもんですね。
あと解錠時のみ、ルームランプも点灯します。ここはルーテシア3と一緒ですね。



 ワイパー&ウィンカーレバー 
やはり外車なので、ライトは左側のレバーです。
なのでウィンカーも左側。
で、オートライトが付いていますが、ルーテシア3ではレバーの先のボタンを長押しで
設定、解除をしてました。
ルーテシア4では、国産車のようにレバーを捻って選択できるようになりました。
設定、解除がやりやすくなりました。
オートライトは、センサーの精度が変わったのか、ルーテシア3よりも早めに点灯します。
ちなみにワイパーは右側のレバーで、ルーテシア3と同様にオートワイパーになります。
水滴センサーは、ルーテシア3と同様にオートライトのセンサーのところ。
ここも多少制御が変わったのか、むやみやたらに振らなくなったようです。
で、ウィンカーもちょっと進歩してまして、レバーをカチッとならない程度に作動させると、
ウィンカーを3回だけ点滅させることができます。
最近の車っぽいギミックですねぇ(^^)



 ドアミラースイッチ&パワーウィンドウスイッチ 
とうとうルーテシア4後期型から、ドアミラーのスイッチがダイアル式じゃなくなりました。
そしてここのスイッチ類は、LED照明付き!
案外ありそうでないですよね、ここに照明って(^^)
そして開く、閉じるの他にAUTOが増えました。
これはリモコンでドアロックすると、自動的にドアミラーが閉まるようになってます。
また解錠すると、自動的にドアミラーが開きます。
これは便利ですね!
あとパワーウィンドウですが、オートで上下動できるのは運転席のみ。
他三座分のは、オートで上下動しないです。
ルーテシア3では、前席はオートで動いてたんですけどね。
ちょっとコストダウンさせたんでしょうかね?
あ、さらにちなみに、チャイルドロック機構はルーテシア3では、ウィンドウロックと連動でしたが、
ルーテシア4後期型では先祖返りして、後席ドアの内張り外側にあるノブでの手動切り替えになりました。
これもコストダウンの為でしょうね。



 アイドリングストップ、バックソナー 
一番右のスイッチがスタート&ゴー機能…要はアイドリングストップのスイッチです。
今ランプが点灯状態ですが、この状態はキャンセル状態です。
アイドリングストップは、外気温が高すぎる、低すぎる場合はキャンセルしなくても作動しないようになってます。
あとバッテリー電圧の状態や、車内の室温なども作動条件になっている模様です。
エンジン水温は、まだ冷間時の青いランプが点灯していても作動しました。

右から2番めのスイッチが、バックソナーのスイッチです。
リアバンパーに4箇所センサーがあります。
バックすると、障害物が近づいた際に音がなりますが、あまり大きい音ではありません。
オーディオの音が大きめだと、ほとんど聞こえないぐらいです。
これ、標準装備で付いてきます。
↑ちなみに「あるあるネタ」ですが、このようにセンサーが隠れていると、
バックにギアを入れると、音が鳴りっぱなしになります(^^ゞ
さらにちなみに、完全に雪でふさがっている状態で、しばらくバックにギアを入れてると…
スパナマーク点灯!
バックソナーがおかしいとオンボード表示出してきます。
そういう時は、バックソナーのスイッチを一度OFFにしてONに入れ直すと消えます。
…いや、ソナーのところの雪を落として、改めてバックに入れれば大丈夫(笑)



 ルームミラー 
ルームミラーが、自動防眩式になりました。
ミラーの下側中央部にセンサーが付いています。
ここにある一定の光が当たると、ミラーに内蔵されている液晶が作動して、
スモークガラスになります。
結構良いですよ、これ。
で、当たり前ですが、この上に後付ミラーを付けると、全く無意味になります(笑)



 ドアミラー 
小さめでも見やすかったルーテシア3のドアミラー。
ルーテシア4では大きくなりました…が、それほど見やすいとは思えない…^^;
縦幅に対して、横幅が狭くなった印象があって…
ルーテシア3よりも、運転席から見て近い位置に移動しているのもあって、
それで余計に見にくくなったのかも?
まぁこれは、慣れの問題だと思うので…気にしないでおきます(笑)
↑ちなみにサイドマーカーランプは、今風な車と同様に、ドアミラーにあります。
案外さりげないので、スッキリしていて良いですね。



 ヒーターパネル 
パネル自体がオーディオパネルと一体になりました。
それもあってか、すべてダイアル式ではあるものの、ルーテシア3のような
ダイアルは少し小さくなりましたが、操作時の抵抗感は少ないです。
外気導入スイッチは、ダイアルからスイッチ式になりました。
ということは、各部動作はすべて電動式になった!?。
いや、ダイヤルは多少抵抗感はあるので…どうかな?(^^ゞ
ルーテシア3では、温度もファンも外気導入も、明らかにワイヤーを使った機械的動作でしたから…
変にワイヤーが引っかかって動きがおかしい…とか…ありましたから(^^ゞ
なおデフォッガーマークがついているところに設定すれば、
効率よく窓の曇りが取れるようになっているようです。



 ルームランプ 
まず、マップランプとルームランプが完全に兼用になりました。
ドアの開閉時には、左右とも点灯します。
なおマップランプとして左右独立で点灯させることが出来ますが、
スイッチひとつで両方点けるというのは出来ません。
あと電球がLEDになりました。
ちなみにシートベルト警告灯が、この位置になりました。
これは各座席の着座センサーが働いていると、そのどこか1つでもシートベルトがされていないと
ここが点灯します。
またオンボードディスプレイにも、警告が出ます。



 グローブボックス 
ルーテシア3とほぼ同じぐらいの広さのグローブボックス…
相変わらず狭いです。
国産車みたいに、蓋にボックスがついていればいいのですけど…
で、違うのは、ヒューズボックスがグローブボックスの隣になりました。
グローブボックスの蓋を開けて、左側にあります。



 リアドアのアウターハンドル 
明らかにルーテシア3とは違うリアドアのアウターハンドル。
使い勝手は…やっぱりあまり良くない(笑)
なんとなく作りも安っぽい感じがしますが、車全体のスタイル的には…いいんですよねぇ(^^ゞ
↑問題なのが、車が雪まみれになったとき、見つからないんですよ^^;
これはホントに不便…。
出っ張ってない上に、雪で完全に埋まってしまうこともあるので、本当に探してしまいます。
何か対策したいところですが…う〜ん…^^;



 空力対策 
空力対策のため、ボディ下をフラット化するためのプラスチックのカバーが取り付けられています。
リアアクスルにも画像のようにアンダーカバーがついているぐらいです。
なのでフロア下は、ほどんどカバーで覆われており、スペアタイヤ周りと、マフラー周り、
あと燃料タンク周り(でもタンク下にはカバー有り)と、フロントの足回り以外は、ほとんどフラットになってます。

また、下回りだけではなく…
リアバンパーの脇に出っ張りがあったり、フェンダーライナーの形状もこの付近だけ出っ張っていたりと、
様々な空力対策が施されています。
ここは大きくルーテシア3と違うところですね。
シャーシはルーテシア3と同じBプラットフォームなのですが、ここまでやるとさすがに違いますね。
↑ルーテシア4では特徴的な、ドアガーニッシュ。
ルーテシア3では、ただのドアモールでしたが、こうなったおかげで一気におしゃれ感が…
やっぱり「くびれ」があると、違いますよね。
ただこれ、空力的には…
↑ガーニッシュに下には、なんにもないんです(^^ゞ
サイドシルまで形状をどうにかしてる…訳ではない模様…。
でも風洞実験しているでしょうから、これでもそれなりな効果がある…のかなぁ?(^^ゞ

ルーテシア4には、ラジエターグリル内に、コントロールドフラップというものが装備されています。
高速走行時この中が閉鎖されて、空力抵抗を改善される…というものみたいです。

このように、中のブラインドが閉じて、ラジエターに風があたらくなるようになります。
え、どうやって撮影したの?って?
水温の調節にも使われるようで、外気温が低い時にも閉じるようです。



 ヘッドライト 
ルーテシア4の後期型のZEN以上のグレードには、LEDヘッドランプユニットが装着されてます。
LEDで点灯するのは、ポジション(デイライト兼用)、ロービーム、ハイビームです。
ウィンカーは電球です。
一気に近代化されました。
↑ここにLEDのチップがあります。
一番内側のがハイビーム用のようです。
↑枠っぽく点灯しているのが、ポジションランプ兼デイライトです。
デイライトはエンジンがかかっていれば、ライトを点灯させなくても常時点灯してます。

で、レンズ内には、こんな記載も…
「LED PURE VISION」と…
これで当面電球切れの心配はありませんね(^^)
そして明るいです。
ただLEDなので、熱はあまり持たないから、雪が大量に降ってるときは…溶けないです(^^ゞ



 テールランプ 
ルーテシア4からは、テールランプがLEDで点灯するようになりました。
今時の欧州車って感じですね。
で、後期型からは、ブレーキランプもLEDになりました。
バックランプ、リアフォグランプ、ウィンカーは電球での点灯です。
ちなみにリアフォグランプですが、ルーテシア3では単独の電球で点灯していましたが、
ルーテシア4では、本来バックランプが点灯するところが点灯するようになっています。
なので、バックの際は、右側が暗いです。
左側しか点灯しないので。
夜暗いときとかは、バックランプがないと心もとないんですけどねぇ…
まぁこれも慣れるしか無いですね(^^ゞ



 フォグランプ 
ルーテシア3でもフォグランプは標準装備されていましたが、ハロゲン(H11)でした。
しかしルーテシア4の後期型からは、LEDになりました。
しかもコーナリングランプ兼用です。
ライト点灯時にウィンカーを点灯させると、その方向のフォグランプが点灯します。
また、ウィンカーだけではなく、ある一定以上ハンドルを切ると、それでも点灯するようです。
↑少し左にハンドルを切った状態。
↑これくらいハンドルを切ると点灯します。
↑タイヤの切れ角はこれくらいですね。
↑ここまで戻すと消えますが、ここにハンドルを戻すまでに、
点灯しているフォグランプの照度が少しずつ落とされていきます。
LEDなのに…凝ってますね(^^ゞ

あ、あとあとで気づきましたが、ギアをバックに入れた際にも、フォグランプが点灯します。
恐らくヘッドライト点灯時だけですが…
というか、なんで点灯するんでしょう?(^^ゞ



 フットレスト 
ルーテシア3は、フットレストの出っ張りはあっても、プレートはありませんでした。
ルーテシア4でも前期型は同じ感じでした。
しかし後期型からは、フットレストが付く場所に、合皮?プラスチック?のマットが元々付いてます。
なので、オプションのフットレストのプレートは設定されていません。
でも私の後期型ルーテシア4のZEN MT北海道1号車…その情報が無くて…
オプションでそれまで設定されていたからと注文してたのです。
そしたら…ちゃんと前期用のルノースポールのフットレストプレートが装着されてきました(笑)
本来無いのに(笑)
でもやっぱり、金属のプレートほうが、かっちり感があっていいですね(^^)
ちなみにプレートが無い状態で足を載せたことがないので、かけ心地はわかりません(謎)



 ヒルスタートアシスト 
坂道発進のサポート機能です。
ある一定の角度の坂道で停止していると、ブレーキを離していても2秒間ブレーキが保持されるんです。
その間にクラッチを繋ぐことができるので、上り坂で発進時に後ろに下がらないんですね。
コレは便利。
ただクラッチを繋ぐ際に、ブレーキがかかっている状態なので、
そのブレーキを掛けている抵抗を動力で押し切る感じになります。
なので、ちょっと慣れが必要…かな?
私はかなり低回転でクラッチを繋ぐ癖があるのですが、
極低回転だとトルクが細いエンジンなので、この抵抗が掛かるとエンストしかかります(笑)



 クルーズコントロール&スピードリミッター 
クルーズコントロールとスピードリミッターが付いています。
クルーズコントロールは、ルーテシア3のルノースポールには装備されていました。
ルーテシア4からは、どのグレードでも付いています。
まぁクルーズコントロール自体は、かなり昔からありますので、特に書かなくても良いですね(^^ゞ
でもマニュアル車でもあるのは珍しいですね(^^ゞ
ホンダ・プレリュード(BA5型)もMT車でも付いていました。
で、この車はさらに、スピードリミッターもあります。
設定した速度以上にならないようにする機能です。
設定した速度になると、そこからアクセルを踏み込んでも加速しなくなります。
ただアクセルを一旦放してから改めて踏み込むと、機能がキャンセルされて、
また加速するようになります。
↑クルーズコントロール作動中。
↑スピードリミッター作動中。
↑ハンドルに付いてるクルーズコントロール&スピードリミッターのスイッチ。
…あ、ハンドルもルーテシア3と違いますね(^^ゞ
一応革巻きのステアリングですが、形状も変わってますし、スイッチも…
あ、それだけではなくて、位置調整もチルト(上下)だけじゃなく、
テレスコ(前後)の調整もできるようになりました。

あ、さらにちなみに、ホーンボタンは変わらずにハンドル中央のパッドですが、
音が単音のラッパ風になりました。
ルーテシアでは和音の高級感ある音だったので、ここはガッカリでしたね…。



 ECOモード 
車の制御を省燃費モードにするためのスイッチです。
ECOモードになっていると、スロットルが大きく開きにくくなります。
定常走行時でも制御されているので、走らせていてもっさり感あります。
また過給圧も抑えられてしまうため、平地ではまだいいですが、
上り坂などでは、かなり非力な感じになります。
↑ECOモードでの過給圧は、およそ0.3キロ(130kpa)です。
ただ流れに乗れないってほどではないので、案外ECOモードは多用するかもしれません。
というのも、やはり瞬間燃費を表示させていると、明らかに違うんですよ。
非力だけども、まぁ燃費向上のためには…となると、案外許容できるものです(笑)
ちなみにヒーターやエアコンの効きも抑えられるようですが、
そこはあまり気にならないかも?
アイドリングストップ時などは明らかにファンの速度も落ちるのでわかりますが…
市街地走行で安全運転に徹していれば、ホントに気にならないでしょう(謎)



 シフトノブ&ギアレシオ 
ルーテシア4でも、前期型のZEN(MT)では、ルーテシア3と同形状のシフトノブでしたが、
後期型からは、画像のようなデザインに変わりました。
恐らく、それまでのデザインだと、この部分が…
こんな感じにハゲちゃうんですよ(^^ゞ
↑これはルーテシア3の純正シフトノブです。
ボロボロになりますし…
たぶん汗だったり、皮脂に革(?)がやられちゃうんでしょうけどね。
後期型のは、シフトノブの上側まるごとがアルミ製になってます。
そう、このハゲる部分をもアルミにすることで、傷みを抑えれる…かな?(笑)
ちなみに握り心地は悪くないですよ(^^)
で、ギア比(ギアレシオ)ですが、ルーテシア3に比べてになりますが、
1〜3速はクロス化、4〜5速はワイド化されています。
なので、案外キビキビ走れますし、巡航も楽になりました。
市街地などでは、4速でいい感じに走れちゃいます。
ルーテシア3だと、回転数が高くなってしまって、4速では走りにくかったんですよね。
なので、ここはすごく気に入っています。



 スピーカーベゼル 
これは前席のスピーカーベゼルです。
この「BASS REFLEX」と書いてある部分が、実は圧抜きになってまして、
ここから低音の圧力が抜けるようになってます。
なかなか純正でこのようにしているのって無いですよね。
ちなみにスピーカーのサイズは、純正ですと、前後とも13cmサイズです。



 シートバックポケット 
ルーテシア3では、運転席側にしかありませんでした。
そしてルーテシア4の前期型では、上級グレードのインテンスのみ(両席)にしかありませんでした。
しかし後期型では、中間グレードのZENにも両席シートバックポケットが装備!
これは案外ありがたいですね(^^)



 ESC 
ESC…日本では、2012年以降の新型車種、フルモデルチェンジ車には、
ESC装着が義務化されています。
ということではないのですが、ルーテシア4には装着されています。
ルーテシア3でも、ルノー・スポールや、イニシアルパリ、後期型のモデルには装着されていました。
これは駆動輪が空転したときの制御や、コーナリング時の異常時の姿勢制御補正などを
コンピュータが判断して、ブレーキやアクセル開度を制御して、
理想に近い走行状態にするためのものです。
で、ルーテシア4の後期型では、これをキャンセルするためのスイッチがありません。
常時働いている状態です。
ちなみにこのランプが点滅する時は、もう少し抑えた運転をしてくださいって事みたいです。
なので、例えば滑りやすい路面で、アクセルの踏み具合をより控えめにすると、
ESC自体は作動して制御しているのがわかるのですが、ランプは点きません。
なので、横滑り制御も、知らず知らずのうちに制御されているんでしょう。
なので、ワインディングでのコーナリングがよく感じるのは、ESCのおかげかもしれません。



 ボンネットフード 
材質はルーテシア3と同様にアルミ製です。
ただ内骨の形状が、歩行者衝突安全基準に適したものになってます。
中央部分に骨がないんですね。
そしてこの3気筒ターボモデルは、遮音のために遮音材が付いてます。
そしてこれはありがたい。
とうとうボンネット用のダンパーが付きました!
これでボンネット開ける時楽できますね!
あとウォッシャーノズルの位置が、ボンネットの下側になりました。
これでボンネットの上に、ウォッシャー液の跡が付かなくなりますね!
というか、これも空力対策の1つかもしれませんが(^^ゞ



 エンジン廻り 
ここは大きく変わったところであり、私がこの車を選択する大きな理由になっている部分です。
エンジンは、H4B型と呼ばれる897cc直列3気筒エンジン。
ベースのエンジンは、日産のHR系のエンジンですね。
それを3気筒にし、さらにシリンダーボア、ストロークを小さくしたものです。
バルブ駆動はDOHCで、吸気側のみ可変バルブタイミング機構(VVT)が付いてます。
そこにボルグワーナー製(旧KKK)のエキゾーストマニホールド一体型の小径タービンを装着。
そして排気量の割には大きめなインタークーラーを備えています。
それで性能は、5000回転で90馬力相当のパワー、2000回転で14.2kgm相当のトルクを発揮。
圧縮比は、ネット検索で得た情報を元に推測すると、9.5〜9.8ぐらいはありそうなので、
ターボが効かない領域でのトルクも確保している様子です。
出力的には、NAエンジンでいうと1400〜1500ccのエンジンの相当するエンジンですね。
ルーテシア3のK4M型エンジン(1600cc)は、6000回転で112馬力のパワー、5200回転で15.4kgmのトルク。
単純に数字だけで言えばスペックダウンですが、エンジンそのもののトルク特性や、
ターボ特有のトルク感があるので、あまりパワー差は感じません。
むしろターボが効いてるときは、頼もしさも感じます。
ただ決してスポーティなエンジンではありません。
低フリクションのための加工を、エンジン自体にかなり施されており、
さらにオイル流量の確保や、オフセットされたクランクシャフトなども採用しているため、
これまでに比べてかなり凝ったエンジンのようです。
↑吸入空気量の測定は、これまでは圧力センサーのみ(Dジェトロ)でしたが、
この車には、インタークーラーの後にエアフロセンサー(Lジェトロ…恐らくホットフィルム式)を使ってます。
過給圧の測定用に、別に圧力センサーも備えているようです。
↑タービンは、この遮熱板の向こう側にあります。
↑ちらっと見える、タービンのコンプレッサーハウジング。
軽自動車のものより多少大きいかな?程度のサイズです。
三菱製で言うとTD03ぐらい、IHI製で言うとRHF4ぐらいの大きさでしょう。
ただインタークーラーへのホースがその割には太いので、かなりハイフローなタイプだと思います。
↑エンジンルームから見えるインタークーラーです。
結構大きめですが、コアが厚めですね。
もしかしたら、コア内部にもフィンがあるインナーフィン式かもしれません。
↑バンパーのグリルからもインタークーラーが見えます。
こう見ると、コアの厚さがよくわかると思います。
吸入空気を冷やしつつも、圧損を増やさないようにしているのかもしれません。
↑純正でもそこそこ大きめのリリーフバルブ(ブローオフバルブ)です。
ということは、最大過給圧は高めなのかな?
と思って、まだ慣らし中なので、回転数を抑えて、さらにスピードも出せるようにバイパス道路で実験。
ECOモードを切って、ちょっとだけ踏み込んでみましたら…
↑ブレた画像で申し訳ない…撮るの難しいんだから!(笑)
で、「MAP」というのが吸気管圧力なんですが、220kpaという表示。
キロに直すと、1.2キロ(2000〜3000回転時)…かなり高過給な仕様のようです。
圧縮比も高めで、この過給圧なので…案外カタログスペック以上のパワーは出てるかも!?
ただし常時この数字が出るわけではなく、負荷が少ないとか、吸排気のバランスで多少ズレますね。
3000回転以上では、190kpa以上には掛かりませんでした。
…吸排気系いじれば、ちょっと変化しそうな予感です(笑)



 ブレーキ廻り 
ブレーキまわりも変わりました。
フロントブレーキは、キャリパーが変わりました。
もちろんブレーキパッドも変わっています。
いかにも欧州車的なキャリパーになりました。
この仕組のほうが…恐らく剛性が良いんでしょうねぇ…
リアブレーキは、ドラムになりました。
これで、キャリパーのレバー固着に悩まされなくて済みますね(笑)
で、地味にこのZEN MTだけ、同じルーテシア4の後期型とドラムが違います。
他のモデルは、ドラムに冷却用のフィンがついてるのですが、これはありません。
…軽量化のためかなぁ…?
それともコストダウン?
よくわかりませんが、形状が違いますね。
ちなみにハブのロックナットを外さないと、ドラムが外れません。
国産車のように、はまってるだけじゃないのが…メンテナンス上残念なところ。
まぁ仕方ないですよね。
ドラムがハブを兼ねているので、それを分けることも出来ますが、コスト高くなりますしね。
ついでに、ブレーキではありませんが、リアのコイルスプリングも形状が変わっています。
ルーテシア3では、紡錘状なスプリングの巻き方でしたが、
この車は画像を見ての通り、ほぼ真っすぐな形状です。
たぶんリアのスプリングは、ルーテシア3よりも固められていると思います。




 バッテリー&充電制御&回生充電 
ルーテシア4のZEN MTには、アイドリングストップが採用されているため、
バッテリーがアイドリングストップ専用品になっています。
通常のバッテリーとの違いは、充電特性が非常に早くなっています。

また、それに合わせて、充電方式も充電制御式になっています。
ECUがバッテリーを常時診断して、容量が減ったと判断されると、多めに充電されるようになります。
容量があると判定されている場合も充電されていますが、電圧は下げられています。
充電中で14.5Vぐらい、充電が抑えられている場合で12.8Vぐらいになります。
これはアクセサリーソケットから測定された電圧でそのように表示されます。
↑充電制御されていているときのバッテリー電圧。

↑絶賛充電中〜の時のバッテリー電圧

また、充電が抑えられている時でも、減速時には充電されるようになっています。
ブレーキ制動時だけではなく、エンジンブレーキで減速している場合など、
ECUが減速中と判断した時に、回生充電されるようになってます。
↑減速時の回生充電のときのバッテリー電圧。
減速度合いで、電圧が変わります。
減速度合いが大きいと、通常充電時と同じぐらいの電圧になります。

その減速中の際には、ほんの僅かにですが、走行に抵抗感が生まれます。
ホントによく気にしてないとわからない程度で、気にしない人はさっぱりわからないであろうというレベルの抵抗感です。



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