日産 フェアレディZ 300ZR(HZ31型)

日産の代表的なGTスポーツカーのフェアレディZ、これはその5代目のモデルです。
しかもこれは、希少なモデルなんです。
これは後期型になってから追加されたモデルなんですが、その頃売れていたZ31は、殆どがRB20DET搭載のモデルだったため、あまり出回ってないみたいなんです。
ちなみに2シーターで、Tバールーフ付きでした。
これは車検整備、試乗しました。
エンジンは2960ccのV6エンジンである、VG30DE型。
パワーはネット190PS、トルクは25kgm。
あ、ノンターボです。ノンターボのDOHCなんです。
足回りは、フロントがストラット式で、リアがセミ・トレーリングアーム式。
非常にコンベンショナルで、特別変わったことはしてない車なんです。
ホイールベースが2320mmと、スターレット並みの短さが、これはGTカーとしてはアリか?って思わせてしまいます。
で、インプレ。
パワー感は、まぁまぁそれなり、充分といえば充分です。
排気量を考えると、「?」って感じがしますが、車重(1450kg)とパワーウェイトレシオを考えると、いい感じかと思います。
ちなみにパワーウェイトレシオは、7.63kg/ps。
そのワリには軽快かと思います。
で、特筆するべきはトルク。
これ2速20km/hからでも、4速20km/hからでも、殆ど違いが無く加速してくれます。
これにはびっくりしました。
そして、レッドゾーンの6500min−1まで、安定して回転が上がっていくんですね。
もういかにもアメリカンなGTって雰囲気があります。
エンジン音や排気音も、アメリカンなGTって感じ。
で、コーナリングなどですが、基本的に安定志向ですね。
アンダーステアがやや強めにあり、ホイールベースが短いわりにはテールスライドも無く、思ったよりも安定したコーナリングが出来ました。
ハイスピードでのコーナリングを体験してないため、これ以上はなんとも言えませんが、全然嫌味がない、思ったよりしっかりとした車でした。
でもボディは弱いみたいで、まだ走行距離27000km弱でしたが、ドアがちゃんと閉まってくれませんでした。
でも個人的には好きです。
このトルク感を味わってみるといいかもしれません。
もう「日本のアメ車」っていう感じ。
1度は乗ってみてもいいかも?




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