日産 フーガ 350GT FOUR(DBA-FNY50型)

日産のセドリック、グロリアの後継車種にあたる高級車ですね。
これは車検整備と試運転しました。
エンジンはV63500ccのVQ35HR型で、パワーは313PS、トルクは36.5kgm。
ミッションは5速ATで、駆動方式は4WD。
まずは内装…なんだかティアナの内装を少し手を加えたような感じ?
まぁ高級感はあるんですが、でもティアナと比べると…って感じですね。
とりあえず、センターコンソールのスイッチ類が…大きめな字で書かれているのが高級感を削いでいるように思います。
ただシートのヘッドレスト両脇近くにスピーカーが内蔵してるんですね。
これはちょっとびっくりでした。
あと車内自体は広いのですが、あまり広く感じないですね。
中央のスペースが広く、そして視界が思ったほど広くないので、その所為もあるのでしょう。
足廻りはアルミが多く使われており、一部のアーム以外は、ナックルも含めてみんなアルミ製。
う〜んこれは気合が入っているというか…どうなんでしょ?
そこまでアルミ使わなくても…とも思いました。
で、早速インプレッション。
エンジンは…あまりスムーズな感じがありません。
V型とはいえ6気筒エンジンなんですが、高級車にはふさわしくないバラつき感があります。
フィーリングとしては大排気量NAでありながら、レスポンスも良く、高回転までスムーズに廻ってはくれるんですが、上品さはありません。
加速はなかなかな物で、ミッションが変速機能付きなのもあって、なかなかな加速をしてくれました。
足廻りに関しては、これ賛否両論かと思います。
結構引き締まった足廻りなので、ゆったりと走りたい人には向かないかも。
横断歩道の厚みのある白線で、結構はっきり目に振動を拾ってしまいます。
その代わり安定感はさすがな物で、飛ばしても怖くありませんでした。
ということで、これ高級車というより、GTセダンというか、そういう位置づけのクルマなんだなって思いました。
ATも自分で変速できますしね。
でも…なんというか、そういった意味でのバランスが良くないような…
走行性能と見た目が一致しない車だなって思いました。




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